最近、職員室でも「AI」という言葉をよく耳にするようになりましたね。
「便利らしいけど、種類が多くてよく分からない…」
「Gemini(ジェミニ)とChatGPT(チャットジーピーティー)、どっちを使えばいいの?」
そんなふうに迷っている先生も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「どっちもめちゃくちゃ優秀で、それぞれに得意分野がある」のです。
今回は、専門用語は抜きにして、「学校のこの仕事ならこっち!」という具体的な使い分けを、僕の実体験をもとに分かりやすく解説します。
これを読めば、3学期からの仕事がちょっと楽になること間違いなしです!
1. ざっくり言うと、キャラが違います!
まずは、この2つのAIの「キャラクター」を知っておきましょう。
- Gemini (Google):
「資料探しと事務作業が得意な、Google使いの秘書」
Googleのサービス(検索、ドキュメント、スライドなど)と連携するのが大得意。画像生成や最新情報にも強いです。
- ChatGPT (OpenAI):
「文章を書くのが天才的に上手い、アイデアマンの相棒」
とにかく日本語が自然。「保護者向けの手紙」や「反省文の指導」など、言葉選びのセンスが抜群です。
では、学校の現場でどう使い分けるのか、見ていきましょう!
2. 具体的にどう使い分ける?(比較表)
それぞれの得意技を活かすと、こんなふうに仕事を分担できます。
【Gemini】にお願いすべき仕事(事務・リサーチ)
Geminiの最強ポイントは、「校務などの実務作業に強い」という点です。
- 指導案の『型』をスライド連携で作成:
指導案などのテキストデータを元に、授業で使うスライドの構成(型)を連携して作成できます。 - 最新ニュースから教材・クイズを作成:
最新情報に強いので、その日のニュースを元にした教材やクイズ作りが得意です。 - Googleドライブ内の資料を横断検索・要約:
「あのファイルどこだっけ?」と迷っても、ドライブ内を横断検索して、必要な情報を見つけ出して要約してくれます。 - 校務分掌の会議資料整理:
会議の議事録や、分掌ごとの資料整理など、学校特有の事務作業も効率化できます。
【ChatGPT】にお願いすべき仕事(文章・相談)
ChatGPTの最強ポイントは、「人間みたいな温かい文章が書ける」点です。
- 「通知表の所見」や「保護者への手紙」:
「運動会のお知らせを書いて。雨天時は延期。丁寧で温かい文章で」と頼めば、完璧な挨拶文を作ってくれます。 - クラス経営や授業の「壁打ち」:
「最近クラスが暗いんだけど、朝の会でできる5分のゲームない?」と相談すれば、ベテラン先生のようにアイデアを出してくれます。 - 面倒な「エクセル作業」:
「アンケートの集計を自動化したい」と言えば、魔法の数式(マクロ)を一瞬で書いてくれます。
3. ここがスゴい!Geminiの「スライド作成」機能
さて、ここで一つ、僕が「これだけでもGeminiを使う価値がある!」と感動している機能を紹介させてください。
それは、「スライドを一瞬で作ってくれる機能」です。
例えば、急に「来週、校内でGoogleフォームの研修をして」と頼まれたとします。準備する時間はゼロ。
そんな時、Geminiにこう頼みます。
僕: 「教員向けに『Googleフォームの使い方』の研修スライドを作って。メリット、作り方、まとめの構成で」
するとGeminiは、スライドの構成案を出してくれます!
すごいのはここからです。画面に出てくる「スライドにエクスポート」というボタンを押すと……
なんと、画像も文字も入った「Googleスライド」のファイルが、一発で生成されるんです!
なぜこれが「神」なのか?
- 編集ができる: AIが作ったものをそのまま使うのではなく、Googleスライド上で「ここは直そう」「写真を入れ替えよう」と手直しができます。
- 授業でも使える: 「織田信長について解説するスライドを作って」と言えば、歴史の授業の導入資料もあっという間です。
「0から作る」のと「あるものを直す」のでは、時間の使い方が全然違います。
この機能を使うだけで、授業準備や研修資料作りの時間が「10分の1」になりますよ!
結論:どっちも使って「いいとこ取り」しよう!
ここまで読んで、「どっちにしようかな…」と迷う必要はありません。
結論は、「両方使う」のが最強です!
- Google検索やスライド作りなどの「作業」は【Gemini】
- 文章を書いたり、アイデア出しなどの「創造」は【ChatGPT】
この「二刀流」ができれば、僕たちの仕事は劇的に早くなります。
どちらも無料版で十分にすごさを体感できます。
まずは、「Geminiでスライド作り」か「ChatGPTで通信の下書き」。
どちらか一つだけでも試してみてください。
「うわ、これ便利…!」と感動して、定時退勤に一歩近づけるはずです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。


