教師として、学級経営はとても大切です。
そして、学級経営には子どもたち同士の繋がりが必要不可欠です。
そこで、この記事では、子どもたちを繋ぐために行った、たった1つのことについて書いていきます。
僕は今年一年間、このやり方で子どもたちを繋いで、クラスをまとめてきました。
子どもたちを繋ぐために行った、たった1つのこと。STEP①
結論からから言うと、子どもたちを繋ぐために行ったことは、
「
ことです。
特に1学期は、ほぼすべての休み時間に子どもたちと一緒に遊んでいました。
一緒に遊ぶ目的は、以下の5つです。
- 子どもたちの心を掴むため
- 子どもたちの素顔を見るため
- 子どもたちの友達関係を見るため
- 子どもたち同士を繋ぐため
- 有意義に遊べるようにするため
この5つは主に1学期に行ったことです。
以下で、一つ一つ詳しく説明していきます。
①子どもたちの心を掴むため
先生と休み時間に遊ぶことは、子どもたちにとっては嬉しいことです。
私の学校では、あまり外に出て遊ぶ先生方がいなかったこともあり、子どもたちはとても喜んでくれました。
ただし、外で遊ぶだけではなく、中で遊んでいる子もいるので、偏りがでないようにしました。
1ヶ月もたたないうちに、ほとんどの子どもたちが心を開いてくれました。
「先生!大人気ない!!!」
休み時間によく子どもたちから言わるセリフ。それくらい本気で遊ぶ。
本気で向き合えば、子どもたちも本気で向き合ってくれる。
そして、遊びの中で、子どもたちとの関係は強くなっていく。
週末も、そろそろ終わり。
明日からも、たっぷりと遊ぶ!!!#洸の働き方
— こう@小学校教員|定時で帰る働き方をツイート|『もう5時っすよ』教師ブログ運営中! (@kosensei8) October 18, 2020
②子どもたちの素顔を見るため
教室の中だけの関わりでは、中々子どもたちの素顔を見ることができません。
しかし、遊びの中では、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなことなどが徐々に見えてきます。
それらの素顔を普段から見ていると、「今日は元気がないな?」といったことに気付くことができるようになってきました。
休み時間に遊ぶときは、満遍なく遊ぶことが大切。
外で思いっきりサッカーをするときもあれば、教室で本を読んでいる子の隣で一緒に本を読むときもある。
そして、遊びの中で見せる子どもの素直な様子やサインを受け取る。#洸の働き方
— こう@小学校教員|定時で帰る働き方をツイート|『もう5時っすよ』教師ブログ運営中! (@kosensei8) October 21, 2020
③子どもたちの友達関係を見るため
子どもたちの友達関係を見ておくことは、学級経営においてとても大切です。
特に意識して見たことは以下の2つです。
- クラスの誰と遊んでいるのか
- 子どもたちの力関係はどうか
クラスの誰と遊んでいるかは、数回一緒に遊べば分かります。
誰と遊んでいるかを把握しておけば、昨日まで一緒に遊んでいた子が、別のグループで遊んでいたときに、「何かトラブルあったかな?」と気付くことができます。
もう一つは、子どもたちの力関係です。
集団で遊んでいると、遊びを仕切っている子がいます。それに合わせている子もいます。
仲良く遊べているかどうかを見ながら、子どもたちの力関係にも目を向けるようにしていました。
④子どもたち同士を繋ぐため
新年度当初、子どもたちは関係性ができていません。
そのため、教室で一人になってしまう子も少なからずいます。
仲間関係ができていないうちに、子どもたち同士で、一人でいる子に声をかけることは、かなりハードルが高いことです。
そのため、僕がつなぎ役として、「今日はみんなとサッカーをしに行くけどAさんも一緒にどう ?」と誘っていました。
✅教師が繋ぎ役になる
学級では、ひとりぼっちの子を作ってはいけない。
そのために、1人になりがちな子と意図的に関わりを多くして、休み時間に一緒に遊ぶようにする。
すると、他の子も近寄ってくるようになり、子どもたちが繋がっていく。#洸の学び
— こう@小学校教員|定時で帰る働き方をツイート|『もう5時っすよ』教師ブログ運営中! (@kosensei8) July 19, 2020
雨の日は一緒にババ抜きをすることもありました。
先日、休み時間に雨が降っていたので、教室で子どもたちとババ抜きをしました🃏
✅ババ抜きのいいところ
・誰でも簡単にできる
・一緒に楽しめる
・相手の顔をよく見る
・相手の気持ちを考えるババ抜きは、子どもたちを繋ぐのに、結構いい方法だと思っています✨
— こう@小学校教員|定時で帰る働き方をツイート|『もう5時っすよ』教師ブログ運営中! (@kosensei8) August 30, 2020
⑤有意義に遊べるようにするため
子どもたちが休み時間が大好きです。
しかし、トラブルの多くは休み時間に起こります。
もちろん、ときには子どもたち同士でぶつかることも大切ですが、休み時間なので楽しく遊ぶことが一番です。
例えば、チームを決めるのに時間がかかっているときは、「出席番号の奇数と偶数で分かれてみたら?」と横からボソッと提案します。
せっかくの休み時間なので、有意義に楽しく遊んで欲しいという思いです。
初任教師が子どもたちを繋ぐために行った、たった1つのこと。STEP②
STEP②では、徐々に子どもたちだけで遊べるようにシフトチェンジしていきました。
その名も、「最初の10分だけ遊ぶ」です。
休み時間は、ほぼ毎回子どもたちと遊びます。
ですが、途中で
「次の授業の準備してくるから先抜けます!あとは任せた!」
といって、早めに教室へ戻ります。
最初の10分だけでも一緒に遊べば、普段あまり外へ出ない子も、あとは子どもたち同士で楽しく遊びます✨
その10分を大切にしています👍
— こう@小学校教員|定時で帰る働き方をツイート|『もう5時っすよ』教師ブログ運営中! (@kosensei8) September 15, 2020
子どもたちだけで大丈夫そうなら、3分程度で抜けるときもありました。
そして、徐々に行く回数も減らしていきました。
しかし、ここが一番難しいところです。
実際に、行く回数を減らしたことで、トラブルも起こりました。
そのトラブルとは、「誰がボールを持って帰るか問題」です。
その名の通り、一緒に遊んでいたメンバーの中で、誰がボールを持って帰るか揉めていたのです。
「最初の10分だけ遊ぶ作戦」を実行していた僕は、そのトラブルに気付かず、しばらく経ってから、気付くことになりました。
初任教師が子どもたちを繋ぐために行った、たった1つのこと。STEP③
3学期にもなると、子どもたちだけで楽しく遊べるようになりました。
STEP③は、「外から見る」だけです。
✅休み時間の関わり方
1学期→毎時間子どもと一緒に遊ぶ
2学期→最初の10分だけ一緒に遊ぶ
(徐々に時間を短くしていく)
3学期→外から見る最初は関係作りのために、とにかく一緒に遊ぶ。その後、徐々に子どもたちだけで遊べるように関わっていく。
教師と子どもから、子どもと子どもへ
— こう@小学校教員|定時で帰る働き方をツイート|『もう5時っすよ』教師ブログ運営中! (@kosensei8) March 17, 2021
以前のトラブルの反省として、たまには一緒に遊んでいましたが、それでもほとんど子どもたちだけで遊んでいました。
たまに、教室でフラフラ遊んでいる子と一緒に「パトロール行くか!」といって、みんながどこで遊んでいるかを見に行くこともありました。
一緒に思いっきり遊びたい気持ちもありますが、子どもたちだけで仲良く楽しく遊べることが一番大切です。
初任教師が子どもたちを繋ぐために行った、たった1つのことのまとめ
- 休み時間に子どもたちと一緒に遊ぶ
- 最初の10分だけ遊ぶ
- 子どもたちだけで遊ぶ
以上のように、3つのSTEPを経て、子どもたちは遊ぶときだけでなく、教室でも学習のときでも、友達と協力して楽しく過ごせるようになりました。
ここまで読んでくださった人は、もしかすると「ここまでしないといけないのか?」と思ったかもしれません。
おそらく、経験のある先生なら、ここまでしなくても、授業で子どもたちを惹きつけ、教室の中で子どもたちを繋ぐことができると思います。
それは、私の今後の課題であり、もっと勉強していかなければならないことだと確信しています。
あくまでも僕が行った、一つの方法として、とらえて頂ければ幸いです。
つたない文章でしたが、最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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