夏休みに入ると、学校に子どもの姿はなく、丸一日事務作業をするということもあるでしょう。
そういった日に、いかに効率よく仕事をするかによって、2学期から定時で帰れるかどうかが変わってきます。
この記事では、仕事効率を上げるコツと、現役教師が実際に行っている夏休み1日の流れを細かく解説していきます。
ダラダラと仕事をするのではなく、子どもが来ない時だからこそ、効率よく仕事をこなしていきましょう!
【仕事効率化】現役教師が実際に行っている夏休み期間の働き方!1日のスケジュールを公開!
仕事効率を上げるコツは3つあります。
- 1つの仕事に充てられる時間を考える
- 1番効率のいい順番で仕事をする
- 行き詰ったらすぐにやめる
①1つの仕事に充てられる時間を考える
特に何も予定がない1日でも、やることくらいはリストアップしているという人がほとんどだと思います。
しかし、1つの仕事に対してどれくらいの時間を充てるかを考えている人は少ないと思います。
リストアップした仕事を確認し、どの仕事がどれくらいの時間がかかるかをイメージしてから取り掛かることが大切です。
たとえその時間に終わらなかったとしても、今後の指標になります。
そもそも17時までにすべてが終わる内容なのか、今日はどこまでできればオッケーなのか、時間を考えながら取り組みましょう。
②1番効率のいい順番で仕事をする
以下でも述べますが、時間帯によってはかどる仕事と、そうでない仕事があります。
これは脳の働きに関係しています。
そのため、1番効率のいい順番で仕事をすることが大切です。
③行き詰ったらすぐにやめる
教材研究をやっていると、考えれば考えるほど行き詰ってしまい、なかなか進まないということがあります。
そういうときは、考え込むのではなく、スパッとやめて違う教科の教材研究をします。
案外違うことをしているときに閃いたりすることもあります。
とにかく「時間はかけたけど、ここまでしか進まなかった」ということを無くします。
1日の流れ
僕のある日の1日のスケジュールは以下の通りです。
- 5時 起床
- 8時 家を出る
- 8時30分 出勤 教材研究スタート
- 12時 休憩
- 12時40分 打合せ
- 14時 20分休憩
- 14時20分 教材研究(ワークシート作成など)
- 16時 印刷・明日の予定確認・片付け
- 17時 退勤
日によって、学年の打ち合わせを長く取ったり、研修があったりすることもありますが、基本的なベースはこんな感じです。
以下では、細かい仕事の内容と、なぜこのようなスケジュールなのか理由を合わせて解説していきます。
5時 起床
起きる時間は、子どもが来る日も来ない日も同じです。
寝る時間や起きる時間を変えてしまうと、2学期がスタートしてから体が慣れるまでかなりしんどくなります。
朝5時に起きてからの流れは、以下の通りです。
- 読書(30分)
- ジムでトレーニング(1時間)
- 朝ご飯
- ツイッター・ブログ
やることは何でもいいですが、朝やることをしっかり決めておくことが大切です。
そして、なるべくワクワクする予定を立てます。
8時 家を出る
学校まで家が近いこともあり、子どもが来ない日は、家を出る時刻は8時前後です。
通勤時間は、頭の中を整理する大切な時間です。
バイク通勤なので、1日のスケジュールを頭の中で整理します。
電車通勤の人は、スケジュール帳を見て確認するといいでしょう。
そして、学校に着いた瞬間にやる仕事をしっかりイメージしておき、スタートから出遅れないようにします。
リマインダーアプリの使い方は、以下の記事を参考にしてください。
8時30分 出勤 教材研究スタート
8時半に出勤したら、教材研究をスタートします。
学年の先生が出勤しているならば、1日の流れを軽く打合せした後に行います。
午前中に教材研究をする理由は、朝が1日の中で最も脳が活性化される時間帯だからです。
人間は朝日を浴びると、脳の交感神経系が刺激され、脳の神経細胞が活性化します。
そのため教材研究のように頭を使って考え、作り上げていく、クリエイティブな仕事が1番合っている時間帯と言えます。
また、1番のピークは起床4時間後と言われています。
そのゴールデンタイムに合わせて、一気に教材研究を進めていきます。
自分の苦手な教科から始める。
行き詰ったらすぐに自分のやりやすい教科にシフトする。
行き詰ったところは、お昼の時間にでも学年の先生からヒントをもらいましょう!
12時 休憩
ぶっ通しで12時まで教材研究を終えたら、お昼休憩です。
外へは出ていかず、出勤前に買っておいたコンビニ飯を食べます。
外へ出ていくと時間がもったいないです。
休憩は40分ほどで終わりです。
12時40分 打合せ
理想は、12時40分から打合せです。
ほかの先生に合わせて13時から打合せをする場合は、昼休憩を12時20分から40分取るようにします。
打合せの内容は、2学期の授業や行事についての打ち合わせです。
できれば打合せの時間も、終わる時間を決めておくことが好ましいです。
昼一番にやる理由は、最も眠くなる時間帯だからです。
眠くなる時間に、1人の作業をしてしまうと集中できません。
なので、あえてその時間に人と話す仕事をします。
14時 20分休憩
打合せが終わったら、一旦休憩をします。
恐ろしい勢いで睡魔が襲ってくるので、それに抵抗することなくしっかり仮眠します。
この時間帯に20分ほど仮眠をとることができれば、17時まで集中して仕事ができます。
この睡眠法は、「1分仮眠法」という本にも記されています。
14時20分 教材研究(ワークシート作成など)
仮眠を取ったら、パソコン作業を行います。
午前中の教材研究で必要だと感じた、ワークシートなどを作成していきます。
校務分掌などの事務作業を行う場合もあります。
仮眠後といっても、午前中ほど頭は冴えていないので、このような仕事が向いています。
16時 印刷・片付け・明日の予定確認
16時ごろになると、退勤時間まであと1時間です。
やれることも限られてきます。
また、1日中使った頭は、疲れのピークを迎えています。
そのため、この時間帯からは、頭をあまり使わない印刷や片付けを行います。
そして、最後に明日の予定とやることを確認し、16時55分には仕事を終えて、退勤の準備をします。
17時 退勤
17時になった瞬間に退勤します。
【仕事効率化】現役教師が実際に行っている夏休み期間の働き方のまとめ
- 5時 起床
- 8時 家を出る
- 8時30分 出勤 教材研究スタート
- 12時 休憩
- 12時40分 打合せ
- 14時 20分休憩
- 14時20分 教材研究(ワークシート作成など)
- 16時 印刷・明日の予定確認・片付け
- 17時 退勤
毎日このようにうまくいくわけでではありませんが、何も予定のない1日でもやることと時間を決めておくことが大切です。
意識していけば、少しずつでも仕事が早くなってきます。
ぜひ参考にしてください!
少しでも皆さんの教師人生のお力になれたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
X(@kosensei8)では定時で帰る働き方を毎日発信しています!
ぜひフォローもよろしくお願いします!